常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

crap weasel

今回紹介するのは 、ドラマfriendsを見ていた際に出会った crap weaselです。セリフ内の文脈では相手に対して侮辱的な発言をしているシーンであったことから、意味上crapがshitと同じ働きをすると仮定して「ドジ野郎、まぬけ」を表すSlangの一種になるのではないかと予測しました。以下で確認していきます。

まず、Urban Dictionaryを参考にしたところ、“Previously unknown person who sneaks in and takes the girl/guy who has recently become available and that you’ve wanted for years; typically about ten seconds before you’re about to make your move.” と定義されています。

続いてweaselをCollins English Dictionaryにて調べると、第二義に “a sly or treacherous person.” とあり、正式の「イタチ」という訳以外に、「悪賢い人、不誠実な人」といった意義も含まれることが分かります。

まとめると、crap weaselで「非道な行いをする人(野郎)、クソ野郎」と解釈できそうです。憶測ですが、通常訳「イタチ」の行動特性を考慮すると、他の動物や人間から自分が欲している物を盗人のごとく掠め取る姿に派生してcrap weaselと表現されているかと思われます。(bro-taro-world @ Calgary)cf. scumbag, jerk