常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

clout 復習

 Japan Newsには月一回の頻度で京都の文化を紹介するコーナーがあります。今回は室町時代の歴史からその文化に迫っていました。

Hojo Masako, Hino Tomiko and Lady Yodo — these three women are well-known historical figures, particularly because of their bad reputations. In fact, some people call them “the three worst Japanese women.” Hojo Masako exercised her political leadership in Kamakura, while Lady Yodo wielded great clout in Osaka. Here, I focus on Hino Tomiko (1440-96), who was active in Kyoto. She was the official wife of Ashikaga Yoshimasa, who has been called the worst shogun in Japanese history.

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0004656788

 今回取り上げるのはclout /klάʊt/ です。『ジーニアス英和辞典』(第四版,大修館書店)によると「(手・堅い物などで)コツンとたたくこと;長打」や「(政治的)権力,影響(力)」や「…を〔…で〕コツンとたたく;〈ボール〉を強打する」とありました。またLDOCEにはpower or the authority to influence other people’s decisionsやa hard blow given with the handと定義されていました。

 OEDによると語源は「布切れ」や「金属の破片」という意味の古英語clutのようです。どうして現在の意味になったのかはまだ明らかになっていないと記載されていました。この単語についてもうすこし調べてみたところ18世紀ごろまでは「おむつ」という意味でも使われていたということが分かりました。(rain)

clout 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

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