常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

I had it backwards

映画『ウルバリン』という映画を見ました。
そこで気になった表現があるので取り上げます。
字幕から抜き取ったつもりですが、ミスがあるかもしれませんのでご了承ください。
Wolverine"That story you told me...about man who gets flowers for the Moon...
I had it backwards.I thought you were the Moon and I was your Wolverine.
But you were the Trickster, aren't you?"

今回こんな使い方があるのと再認識したのは、backwardsです。
このセリフは、主人公のウルバリンが愛した相手に裏切られた気持ちを以前彼女が教えてくれたフレーズから引用して表したものです。backwardsはご存知の通り「逆の、逆さの」という意味あります(『ジーニアス英和辞典』第四版、大修館)。
さらにhaveがあることから、「全くの逆の考えだった」と強い否定のニュアンスになるでしょうか。
ここでthoughtを使わないもより強く表しているからでしょうか。
英語は感情の伝わりやすさがわかりやすいとことを再認識しました。
また、簡単な表現でもそこに隠されている感情をこれからも注意深く読み取りたいと思います。(Sugar)