常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

anthropomorphize

つい先日、地元から観光にやってきた母と姉と共に、東京国物博物館で開催されている特別展「鳥獣戯画 高山寺の至宝」を観てきました。さすが日本有数の絵巻の展示というべきでしょうか、最も有名な甲巻の原本の展示を観るためには、3時間以上並ばなければいけませんでした。原本に辿り着くまでにすっかり疲れてしまいましたが、これほど有名な作品を間近で観ることができ、大いに満足しています。

鳥獣戯画といえば、ウサギ・カエル・サルなどが擬人化され描かれていることでも知られています。「擬人化する」とは英語でなんというのでしょう。良い機会なので調べてみました。調べていくと、“anthropomorphize”“personify”“personalize”などが「擬人化する」に該当するようです。どうやら“personalize”は無生物の擬人化に用いられるようで、鳥獣戯画の場合には“anthropomorphize”や“personify”を用いるのが適当でしょうか。展示にある英語での説明文では“anthropomorphize”が使われていたと記憶しています。

博物館に足を運んだのはいつ以来だったのでしょう、随分と久しぶりだと感じました。せっかく時間があったので、もっと博物館や美術館に行っておけばとつい考えてしまいます。良い機会です、これからは勉強の息抜きついでに、時間を見つけては足を運んでいこうと思います。(potter)