常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

教職公開講座 感想

 10月7日に専修大学の生田キャンパスで教職公開講座が行われました。専修大学の卒業生で現在教員として活躍されている先輩方のお話をお聞きしました。一部では教員採用試験の体験談について、第二部では今の教育現場について、そして現職教員とのディスカッションという内容でした。英語科では私たちのゼミの先輩であるK先生が来て下さり、様々なお話をしてくださいました。
 今回の講座を通して感じたことは、2点あります。まずK先生のスピーキングの力に驚きました。普段どのような授業を行っているのか実際に体験しましたが、その際に現在教壇に立たれている学校ではオールイングリッシュで授業をしているとおっしゃっていました。始めの導入ではスライドに映った写真を見ながら、写っているものについて英語で話し、タイトルをつけるという活動を行いました。K先生は私たちが何を言ってもそれを拾い上げ、良い方向に持っていくことで授業の流れを作り出していました。それは英語を話す上での基礎が完成していて、文法や発音に気を取られないで内容を考えることに集中できるからなのだと思いました。そしてそこに感情を乗せることで生徒の意識を引く授業に繋がっているのだと感じました。
 2つ目に、スピーキングはどんなことでもいいからまずは話してみないと始まらないということです。K先生の授業を受けて、学生が質問をする時間には、スピーキングに関する質問が多く出ていました。そこで先生がおっしゃっていたのは、どんなときでも英語をまず使ってみて話すことで機会が生まれるということです。K先生は学生時代、専修大学のプログラムで春季留学と長期留学の2回にわたって留学をされたそうです。日本に帰ってくると日本語を目にする機会が増えるため、英語に自分から向かっていこうと英字新聞を読んだり、研修館(今では国際交流会館になっています)で留学生と英語で話したりしていたとのことでした。
 私には今一緒に学んでいるゼミの仲間がいます。なかなか継続ができていない部分がありますが、一緒に日々英語を学んでいるので、ちょっとした会話を英語ですることから始めるのが大切なのだと改めて感じました。仲間とともに学ぶ時間を大切にし、一人では難しいこともみんなで取り組んでいきたいと思いました。(aqua)