常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

研修会の感想

本日、栃木県で行われた教員研修に参加させて頂きました。教師を目指している私にとって、とてもためになる機会を毎度惜しみなく与えてくださる先生と、学生の参加を今回も快く引き受けてくださった栃木県の先生方、ありがとうございました。
 今回は、実際に中学1年生の授業を拝見させて頂いた後、現職の先生方のお話合いにも混ぜて頂くことが出来、総括としてUG先生とC先生のお話も傾聴させて頂くことが出来ました。
 初めに拝見させて頂いた授業は、私にとってとても衝撃的でした。沢山の驚きと気付きがあったのですが、中でも単純に最も凄いなと感じた点は授業中の雰囲気です。誰1人としてクラスの雰囲気を乱す生徒はおらず、活動をする際も全生徒が積極的に参加している正に生徒主体の授業だと感じました。それに比例して生徒自身のモチベーションがとても高く、活動をメインにして進んでいた授業でしたが、しっかりとけじめがあり先生の指示にしっかり従っていて流れがとてもスムーズに感じました。その後、先生方でディスカッションをした際にある先生が、授業をするにはまず普段の学級経営がかなり重要になってくると仰っていたのですが、本当にそうだと強く感じました。授業自体の質をいくら上げようと頑張っても、日頃から生徒と教師の間に信頼関係が無ければ授業を進行するのはとても難しいことですし、何より生徒が楽しいと感じる授業は展開出来ないと感じました。実際、今日授業をされた先生は、先生自身が常に笑顔で楽しそうで、授業以外でも子ども達のことをよく見てらっしゃるのだろうなという印象を受けました。生徒が中心となって展開されている点、中学1年生にも関わらずオールイングリッシュで授業が成り立っている点、様々な点で私もこのような授業を生徒と一緒に楽しくやっていきたいなと思える模範の授業だと感じました。
 総括でC先生とUG先生がお話された中で特に印象的だったのは、教師が生徒に何か教えるのではなく、生徒同士の集団で学習した方が気付きに繋がり自然と力がついたりするということと、コミュニケーションをとる際の姿勢についてです。教えよう、教えようと教師が力まなくても生徒は勝手に自分たちで学んでいるということを、グループワークを拝見させて頂いた時も感じましたし、そのような力を育成する基本として相手が話していることにしっかり耳を傾けることや、目をしっかり見て英語を話すことの重要性というのを改めて実感することが出来ました。
 今日感じたことや気付いたことを今後にしっかり生かしていこうと思います。また頑張っていかなければと思い直すことが出来たとても充実した1日となりました。(Starlight)