常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ゼミで学んだこと #26

一番に思うことは、先生のゼミで自分自身で動くことが大切だったということです。ゼミでは、毎回自分の英語力の無さを気づかされました。気づいた上で、精一杯努力をしたかというと自信を持ってもイエスと答えることはできません。そもそも、私は教員採用試験を受けずに、企業の就活をメインにしながら学校法人を受験したので、教員採用試験一本に絞っているゼミ生とはモチベーションの面で温度差があったと思います。3年次のゼミで課題をやるために徹夜したり、努力したのにうまくできず悔しくて泣いてしまったりしたことから比べてみると、4年次のゼミでの自分は甘かったと思います。「もっとできた。」という言葉が浮かんできてしまうのは情けないことです。しかしそんな私ですが、ゼミを通して学んだこと、考えたことは多くあります。

まずは、マイクロティーチングをする機会を持てたことが良かったです。なぜなら、自分ひとりの考えに偏らず、他の人の考えに触れることができたからです。ゼミ生の授業を見たり、自分の授業にコメントをもらえることは勉強になりました。実際に実習に行ってみて、完璧な授業を自分ができるようになる日は来るのか?と思ったり、授業でどの方法を用いるのが正解か考えることがありました。そんな時に、独りよがりにならず、ほかの人のやり方や考えから学ばせてもらうことの大切さを感じました。また、私はそもそも人前で話すことは苦手なので実習に行く前に練習できて良かったです。

次に英語との向き合い方を学べたことが良かったです。ゼミで教わった紙の辞書で単語を調べて付箋を貼るというのは、受験の時辞書ではなく、単語帳にやっていたことがありました。しかし、大学に入ってからは電子辞書に頼り、全くやっていませんでした。大学に入ってからの私は、英会話サークルに所属したり、国際交流の機会を持ったりして会話を磨くことを心がけていました。それらも自分にとって必要なことであったのは確かですが、ベーシックなことを粘り強く続けていくことの大切さを改めて学びました。
また、英会話サークルや国際交流のように英語を使う環境に身を置くことも大切ですが、学びたいという気持ちがあればどこでも学びの場にできるのだとも気づくことができました。そしてそこから、英語学習のみならず本当に何か上達させたり、得たいものがあったら常にそのことを考え、努力することが大切だと気づくことができました。

特に心に残った二つを書きましたが、他にもたくさん学ぶことがある一年でした。ゼミ生は皆進む道はそれぞれですが、どの人もそれぞれが良さを持っていて、「こんな先生がいたら良いだろうな。」と思える人ばかりでした。そう思える人たちと学べたことが良かったです。

私は卒業したらまずは、春から就く仕事で叶えたい夢を実現するために努力します。私はこの仕事に就けるようになるまで、たくさん悩みました。その一方で、UG先生が授業の中で何がなく言ってくださった言葉だったり、周りの人がかけてくれた言葉、スポーツ選手の名言など、たくさんの言葉に支えられました。なので、今度は私が携わる番組を通して観た人にインスピレーションを与えたいと思っています。

その上でいつかは、せっかく4年間英文科に所属し、先生の元で学ぶこともできたので、英語や教育に関わる機会を得られたら良いです。自分の中で目標は定まりました。どんなにうまくいかなくても今の自分が抱いた思いを大切にしながら、理想のキャリアを築けるようにたゆまぬ努力をしていきます。1年間ありがとうございました。(Flower Hill)