常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ゼミで学んだこと #12

私にとって1年間UGゼミで英語を学ぶことができた事が本当にかけがえの無い経験であり、すばらしい1年になったと思います。このゼミを通じて得たものは数限りなくあると思いますが、特に私がこのゼミで良かったなと思う事を述べていこうと思います。
 一つ目は、模擬授業などを通じて発音や文法、語彙又は英語の表現というものをご指導頂けた点です。今まで英語を学んできて、学校等で文法や読解の指導を受けてきましたが、このゼミではネイティブスピーカーの視点から英語そのものを捉えた上での文法指導や英語圏のネイティブスピーカーがその単語をどのようにイメージするのかなどより実践的な事を学ぶ事が出来ました。

そんな中、ゼミでは何度も英語圏の常識というものを身につけていない自分に気づかされました。もっと様々な本を読み、実際に英語圏の国に自ら足を運んで自分の目で見てみたい、という想いがとても強くなりました。そして、このような事をしっかり学んだ上で英語を教える立場につくべきなのではないかという思いが強くなりました。そして、UG先生に模擬授業などを通じて発音を矯正していただいた事が大変ためになりました。高校時代は発音記号が読めなかったので、電子辞書の音を真似するだけであったり、音は無視して勝手に単語を見てこんな音なのだろうなと発音していたり非常に自分の中で発音の優先順位は低かったところ、学校の教壇に立つのであれば、自分の発音を生徒が聴いて学んでいくのでもっと意識するべきであったなと考え直させられました。そして、単語を調べるときは必ず発音記号を確認して正確な音を聴いた上で覚えるという事をするようになりました。さらに、模擬授業では扇風機といった教室全体を見回し、自らの視野を広く持つ事によって生徒をしっかりと観察出来るといったことや、一つの授業の中に山場を一つ持っていくというような授業構成などの非常に具体的なアドバイスを頂き、教育実習で実践する事ができました。
 二つ目に、英語学習者としての姿勢です。私は帰国子女でもなければ、留学経験も無く生まれた時から今まで全て日本語を使って生活をし、物事を考えてきました。そして、高校の時に英語の教員になると決心してから、大学に入学し今に至ります。元々英語が嫌いなところからスタートし、英語が好きになって教員になりたいと思ったのですが、UG先生に出会い、本当に英語の教員になる覚悟が出来ているのかどうか教育実習中も自問し続けてしまいました。教育実習中では帰国子女や親が英語圏出身の生徒も多く、そのような生徒に対するアプローチを何も考えていなかった私はどうして良いのか全くわかりませんでした。教育実習後、教員採用試験までの短い期間もずっと「本当に私が英語教員になっていいのだろうか」ということばかり考えていました。大学に入ってきてからただただなんとなく大学の授業を受け、英語を死ぬ気で勉強したなんて事は無かった私はこれから社会人になってしまいます。しかし、それでもやはり英語を学んだり、英語を用いて誰かとコミュニケーションが取れたりすることが好きで、何よりもこのゼミの仲間に出会え、さらにUG先生の下で学べたという経験や刺激を私は今まで以上に大切にしたいのでこれからは「常時英心」を今まで以上に意識して、一生涯英語を学んでいきたいと思います。
 そして、三つ目として、継続して努力していく事の大切さを私は学びました。今まで何度も勉強しなくてはいけないと思った事がありますが、これからは社会人になり仕事をしなければいけません。生活の中心が勉強から仕事に変わるので、より自分の意志を強く持ち、自分を律しなければいけないと思います。この1年はゼミという中にいて、周りも勉強していると同時に教員採用試験もあり、自分も勉強するような環境にいましたが、これからはどれだけ自分で自分を追い込んで勉強出来るかだと思うようになりました。UG先生の大学院生時代のお話などを聴くと、今までの長い間継続してきてからこその英語力であるという事がわかりますし、私もこれから毎日の隙間時間などを見逃さず、貪欲に勉強していく所存であります。
 このゼミを通じて、私自身の英語に対する心構えの甘さ、英語力の低さなど感じる事が出来たのも、4ゼミの仲間がいたからであり、3ゼミの多くの学生が4ゼミに参加してくれたからであり、専修大の学生に出会え、さらに何よりもUG先生に出会えたからだと私は思っております。この出会いに感謝をし、今まで先生の下で勉強出来て本当に良かったです。ありがとうございました。(RIverside)