常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ゼミで学んだこと #7

UGゼミに入り、まず自分の「英語力と英語学習に対する意欲の低さ」に気づかされました。これは、4月の下旬に行われた専修大学とのセッションにおいてです。自分より年下の3年生が高い語彙力を持ち合わせていること、UG先生からの質問に対しquick responseできていることを目の当たりにし、恥ずかしさと悔しさで一杯になりました。私はネイティブの教授の授業を多く履修したり、留学生と交流したりと英語学習に励んできたつもりでいましたが、全然足りていませんでした。この時、私は「UG先生から吸収できるものは全て吸収しよう」と決心しました。


フィードバックをもらい、与えることで成長できた
「ゼミ生の模擬授業を見てフィードバックを与える」という活動は、良い訓練になりました。まず、UG先生から教えていただいた「授業において大切なこと」を基に、良い点と改善点を見つけ出す過程で、より良い授業について深く考えることができました。これは、自身の授業を見直すきっかけにもなりました。また、フィードバックを与える際の基本である「始めに良い点を述べ、その後で改善点を述べること」は教育実習や他の授業でも役立ち、日常会話でも意識しています。更に、「判断力」と「分かりやすい話し方」が身についたと自負しております。「たくさんコメントしたいけれど、時間が限られている」という状況のなかで、「この人(授業者)にとって必要だと思われる情報の優先順位」を即座に決め、「受け取りやすい言葉で」話すように心がけていたからです。
また、フィードバックをもらうことで、「見えない自分」を見ることができました。例えば、自分は正しい発音をしているつもりでも、相手には間違った発音で聞こえていることがありました。これを受け、「クラス全体へ英語を話す練習が必要」といったように自分の課題が明確になり、授業改善や自己学習を効率的に行うことができました。一方で、褒めてもらったことは自信や意欲に繋がりました。


振り返ることの大切さを学んだ
UG先生は、事あるごとに振り返りの機会を与えてくださいました。教育実習や夏合宿、講演会の後にレポートを書くことで、学んだことや見出した課題を整理することができました。また、このレポートは「その時の自分が何を思い、悩み、学んだか」を思い出させてくれます。UG先生や他大学の学生と比べると、自分の至らない点ばかりに目が行き、自信を持てずにいましたが、このレポートは私の成長の証であり、大きな活力となっています。



素晴らしい人たちとの出会いに恵まれた
UGゼミは私を教員の道へと導いてくれました。UG先生は、教員として生きることの素晴らしさと厳しさの両面を教えてくださいました。厳しさを知りながら、それでも教員の道を選んだのは、UG先生からご教授いただく度に「英語教育に携わりたい」という思いや知識欲が増したからです。また、UG先生がプライスレスだとおっしゃるように「人を変えられる仕事」に強い魅力を感じたのも、その理由の一つです。
他大学の学生やゼミの仲間は、私に良い刺激を与えてくれました。ブログの更新を欠かさず行う他大学の学生、一緒に勉強しないかと誘ってくれるゼミの仲間、私たち4年生の授業を聴講し勉強に励む後輩―彼らのお陰で、英語学習に対するモチベーションを維持することができました。また、彼らは英語の素晴らしさを再認識させてくれました。夏合宿で一人ひとりが自分の決意を述べる際、皆の「英語を武器にして生きてゆく」という強い志を聞けたことは、貴重な体験でした。
UGゼミの卒業生の方々は、私の目標になりました。教員でない方もいらっしゃいましたが、全員に共通して言えるのは「仕事を誇りに思い、楽しんでいる」ことです。忙しい日々のなかにも学びの時間をつくり、UG先生やゼミの仲間に会う機会を設けて刺激を受けるようにされていると聞き、私もそうでありたいと思いました。
UGゼミに入り、UG先生をはじめ素敵な方との出会いに恵まれました。そしてUGゼミで学んだことは、私の一生の宝です。UG先生の教え子として恥ずかしくない教師になれるよう、これからも努力してまいります。(Well Keeper