“やる”ではなく“やりぬく”こと
白金台の1限目に約束したものです。標題のことばは“曲げガラス”の職人集団を率いる富山県砺波市 新光硝子工業の工業長 関谷智宏さんによるもの。
12月1日(日)放送のTBS「夢の扉+(プラス)」は再来年に開業予定の北陸新幹線の新型車両のフロントガラスの曲げに何ヶ月もかけて取り組む関谷さんたちの奮闘ぶりを伝えていました。
ガラスを曲げるのは工業ロボットだろうと単純に考えていましたが、とんでもない誤解で富山県が誇る鋳造技術同様、職人の勘と経験が生きる技の世界でした。
インタビューで関谷さんが語った『何となく商品ができて終わるのではなく、その技術を確立するまで“やりぬく”ことが大切。“やる”ではなく“やりぬく”ことで、技術は進歩する』は実に重みのあることばでした。(UG)