常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

かながわティーチャーズカレッジ実践力向上講座(GP)

本日,かながわティーチャーズカレッジが主催する「実践力向上講座」に参加してきました。これは受講生の目的に応じて授業見学やボランティア活動,部活動指導など様々なプログラムが組まれています。私は「密着!先生の一日」というプログラムに参加し,県内の市立中学校で1日授業見学をしてきました。
(本日の日程)
朝読書
1. 中1英語 授業見学
2. 他教科の 授業見学
3. 中2英語 授業見学
4. 中2英語 授業見学
  生徒と共に昼食
5. 中2英語 授業見学
  清掃・HR見学  

学年末,くわえて学期末試験前ということもあり,授業はテキストの内容確認が中心でしたが,その中でも学べるものはありました。少し英語とは離れますが,ここでは「首尾一貫性のある生徒との関り方」について学んだことを少し書かせて頂きます。
今日見学させていただいた1年生と2年生のクラスでは,生徒の教師に対する態度や授業に臨む姿勢に大きな違いが見受けられました。1年生の方はなかなか授業に集中出来ない生徒が多く,教師はその対応に追われ授業が進展しない場面もありました。その原因は教師側,生徒側の双方にあると考えられますが,先生方のお話によると,教師側の要因としては学年全体として「規則の徹底化」が行われていなかったことが挙げられていました。実際,1年生のあるクラスは担任が新任教員で生徒への対応が上手く徹底されていなかったがために,学級崩壊に近い状態になってしまっているようです。
カレッジ担当の先生は「中学1年生は小学生モードから中学生モードに気持ちを切り替えさせる絶好の機会であるが故に,しっかりと指導しておきたい時期。この時期の指導を曖昧にしてしまうと,2年,3年とより悪化の道を進みやすい。」「生徒は何も言わないが教師の対応をよく見ている。少しでも首尾一貫性が欠けると見下してくる。」と仰っていました。
教師になりたての2,3年は誰もが苦しむ時期かと思います。ただ,先生方の対応やお話を見聞きする中で,自分の心の中で揺るがない「判断基準・軸」を持って生徒と関ることが大切だと改めて感じました。(GP)