常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

通訳コンテスト感想(Othello)

まず,通訳コンテストに関係する先生方,そしてお越し下さった皆様,長丁場をお疲れ様でございました。そして,一緒にコンテストを支えあったSugiuchiくん,GPくん,ボランティア仲間の三人,お疲れ様でした。今回は,カメラマンとしての参加ではございますが,それでも真剣な通訳者の姿に刺激を受け,大変勉強になった一日でした。4年生の皆さんお疲れ!皆さんの姿はカッコよかったです。
Study is the heaven’s glorious sun, That will not be deep search’d with saucy looks. (Love’s Labour’s Lost, 1.1.84) Home-keeping youth have ever homely wits. (Two Gentlemen of Verona, 1.1. 4) 今回,皆さんの姿を写真とビデオに収めて,わたし自身も視野が広がったと思います。ありがとうございました。
No profit grows where is no pleasure ta’en. (Taming of the Shrew, 1.1. 39) このta’enはtakenのこと。いつか大きな喜びが生まれるよう,卒業までもうしばらく一緒に走りましょう!卒研も頑張ってください。なにか手伝えることがあれば,なんなりと言ってください。
ゲスト・スピーカーのお話もとても勉強になりました。とくにS先生の劇的手法のお話は,わたしの学部時代に思い描いた授業方法の実践例として刺激を受けました。演劇的なパフォーマンスは,演者の言語運用能力,テクストにある文化・歴史的な背景,現在の文化・歴史的な背景,オーディエンスの受容能力,演技,アイテムのイメジャリー,俳優のセルフ・イメージ,他者が描く俳優のイメージなどの劇内の要因,そして第三者でありドラマ監督としての教員のethnomethodology的な台詞分析など,さまざまな要因が重なり合って完成するのだと,写真とビデオを撮りながら思いました。さらに,劇的手法をあえて授業で行う意味などについても,テクスト分析を生徒にさせることで,生徒自身で意義を探させることもできるのではないかと思いました。そのような意味合いでも,大いに刺激を受けて一日でした。
今回は,運営側として参加することで,皆さんにほんの少し役立てたことを,ちょっとだけ誇りに思います。そこで,もうSugiuchiくんが挙げてくれましたが,今回撮った写真を動画編集という形で皆さんの通コンの活躍をまとめました。もし,お時間があったらご覧ください。それでは,4年生の皆さん,お疲れ様!(Othello)
動画
http://www.youtube.com/watch?v=9sfwWobg6-w