常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ELEC同友会英語教育学会第17回研究学会報告

UG先生もふれておられましたが,昨日,拓殖大学文京キャンパスで行われたELEC同友会英語教育学会第17回研究学会に参加してきました。学会自体は午前中にシンポジウム,午後に研究部会発表とビデオに公開授業は行われましたが,ここでは午後の実践研究部会の発表についてのまとめと感想を書かせていただきます。
タイトルは「中・高連携を考えた学習内容の定着を図る活動」で,中高における学習内容を整理・定着させるための指導法および活動を開発し,現場の指導に役立てる目的のものです。ここでの定着は,生徒が一番時間をかけて学習する教科書本文に使われている表現を再利用できる力だと定義されます。基本とする指導過程は本文の内容を理解させ,その後に整理・定着させるための活動を行うというものを採用しています。
今回活動の例として取り上げられていたのは,音読での内容理解からの本文に関するテーマでのワークでした。ワークも個人・ペア・教室全体と段階別に分かれていたのですが,いわゆるinputとoutputの往復をしているということです。これが定着を促進する活動だと研究部会の方々は仰っていました。
やはり言語を習得するためにはinputとoutputを繰り返し,手を変え品を変え行うという地道な作業が必要なのだと実感しました。(Sugiuchi)