斧の就職活動終了の報告
ゼミ生4年の斧です。この度,第一志望の企業から内定をいただき,納得がいく形で就職活動を終えることができました。今まで多くの企業を見てきましたが,本当に働きたいと思ったのはこの1社だけでしたので,今は喜びの気持ちと,働くことへの期待感で一杯です。
以前にブログにも書きましたが,私は昨年度まで大学を2年間休学して,そのうちの1年半を台湾での語学留学に費やしました。
http://d.hatena.ne.jp/A30/searchdiary?word=%CA%B8%C1%F4
せっかくなので,留学経験者の就職活動日記として,これから就職活動を始める学生向けに何か残せたらと願いながら書きたいと思います。
私は今年の2月に帰国をして就職活動を始めました。しかし,6月に訳あって民間企業への就職を志望するようになったのです。6月というのは,企業が内定を出し始めたり,エントリーを締め切りだしたりする時期で,私は完全に「出遅れ」でした。
しかし,出遅れたにも関らず,私は会社選びをする際に「英語・中国語・台湾」という3つの強いこだわりを捨てきれませんでした。これらのこだわりのせいで,受験できる企業がかなり限定されましたが,それでも興味がある企業はいくつもあったのです。
ところが蓋を開けてみると,簡単に内定はもらえませんでした。原因は主に2つあります。1つ目は業界研究不足です。その業界で仕事をしている人が実際にどんなことをしているのかというイメージが描けていなかったので,自分が会社にどう貢献できるかということに繋げることができませんでした。内定が出なかった2つ目の理由は,自分の中で「語学ができればいいや」という気持ちがあったのだと思います。(本当はできません。すいません!)
実際,企業からすると語学はコミュニケーションの道具に過ぎなくて,それ以上に人間性や,会社で何をやりたいか,何ができるかといった志望動機の方が重要視されます。しかし,志望動機を説明する中で,語学のアピールはできると思います。私は,その辺りが下手で,最初は失敗が続きました。よく考えれば,これも業界研究不足からくるものだと思い,私は,周りの学生が3年生のうちから始める業界研究を慌てて始めました。
私の業界研究は,ひたすら社会人と会うというやり方でした。元々,留学中に就職活動の話ができる日本人がいなかったということもあり,帰国後はなるべく多くの社会人から話を聞くようにしていましたが,この3ヶ月はそれまで以上のペースで社会人と会う時間を作りました。毎週末,時には平日にも,大学で知り合った友人を中心にこの3ヶ月だけで40人以上の社会人と会ったのです。その中でも特に刺激になったのは,やはり田邉ゼミの卒業生でした。実際に英語を使って仕事をしている人,海外出張に行っている人,他にもそれぞれの夢に向って頑張っている人。彼らの話を聞いて,自分も絶対に妥協しないで就活をしようと自分に言い聞かせていました。
「自分に妥協しないように」
これは就活中に多くの友人から言われた言葉でした。 7月,8月となると,さすがに時期的に焦りだし,周りからは変なこだわりは持たない方が良いといわれることが多くなりました。しかし,私は最後まで「英語・中国語・台湾」の3つにこだわり続け,その結果本当にいきたい企業を見つけ,納得した形で就職活動を終えることができました。
これから就職活動をする3年生は,まだまだ時間があります。少しでも早めに動き出すように心がけてください。そして,妥協はしないで下さい。
初めて内定が出たのは今月のゼミ合宿中でした。そして本日(9/27),本命からの内定通知の電話が来たのもゼミの最中で,これも何かの縁だと思います。気がつけば,ゼミの卒業研究発表である通訳コンテストまで一月ちょっととなっていましたが,ここでも自分に妥協することなく,最後のスパートを頑張りたいと思います。長文を最後までお読みいただき,どうもありがとうございました。(ゼミ生 斧)