常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

below the belt

先日,映画LIAR LIARを見ました。ジム・キャリー演じる主人公のフレッチャーは嘘が得意な一流の弁護士です。私生活でも仕事でも嘘をついて過ごしていた彼ですが,ある日自分の息子にまで嘘をついてしました。そのことに傷ついた息子は,「パパが嘘をつきませんように」と神様にお願いします。するとその願いが叶ってしまい,フレッチャーは嘘をつけなくなってしまうという話です。今回取り上げるのはフレッチャーが別れた妻に対するセリフです。
That was below the belt.
below the beltとは『ジーニアス英和辞典』(第3版,大修館書店)によると「ルール違反の;不正な,卑怯な」と書かれていますLDOCEにはunfair or cruelと載っていました。例文もThat was a bit below the belt, Paul.が紹介されています。この言葉はボクシングから来たそうです。low blowという攻撃があり,これはベルトより下の攻撃を意味し,反則行為とされています。
スポーツが由来の言葉はまだたくさんありそうですね。次回はyori-moneyさんです。(ゼミ生b.m.)