常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

k-9

少し前のDY(08/12/10付け)の3面に警察犬育成に人生をかける一人の男性が紹介されていました。その見出しが

K-9 cop devotes career to training dogs, saving lives

でした。今日はこの見出しからk-9という単語を取り上げます。まずこの単語を発音してみると,canineという単語のもじりであることがわかります。このcanineは形容詞で「犬の;イヌ科の」,名詞で「犬;イヌ科の動物」といった意味があります(『スーパーアンカー英和辞典』第4版,学研教育出版)。そして,k-9の意味を調べてみましたが,何も載っていなかったので(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店),『ジーニアス英和辞典』の第3版で調べてみると,k-9 (dog)で「《米》警察(班の)犬(canine dog)」と明記されていました。どうやら第4版に改訂する際に削除されてしまったようです。上記のことからk-9はただの犬ではなくて,ある特定の分野で犯人逮捕のために訓練された犬であることがわかります。

今回の記事に関連して昔k-9(1989)という警察犬が登場するアクションコメディー映画がありました。タイトルしか知らないので時間があったら今度見てみようと思います。(ゼミ生 camel)