常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

warm (cold) current 復習

授業の教室へと移動中、UG先生に「暖流」と「寒流」は英語で、どう表現するか問われました。その場では、頭の中で “wave” が思いつきませんでした。そこで、それぞれの英訳を調べてみました。

ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)をみると、current /ˈkʌrənt/ が当てはまりそうです。専ら「現在の」という意味で知られている語ですが、名詞形で「(水・空気などの)流れ、流動、潮流、海流」の意味も持ち合わせています。streamと意味が似ていますが、こちらの方が、速さや力強さを強調しています。さらに、確認のため、英辞郎on the Webを用いたところ “warm current” “cold current” でそれぞれ「暖流」と「寒流」を表せる事が分かりました。currentの英英定義も見てみましょう。LDOCEには “a continuous movement of water in a river, lake, or sea” “a continuous movement of air” と載っています。

一見、表現が難しそうでも、自分の知っている単語で意外な意味を持つものが数多く存在します。品詞に関わらず、こんな意味、使い方があったのかと唸るものを今後も見つけていきたいです。過去の記事にも、currentに関するものが様々あったので、そちらも参照してみて下さい。(seventh-dan)

the great meander of the Kuroshio current - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

rip current 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

current #3 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

rip current #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

whirling/eddying current - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

currentもいろいろ - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から