raison d’être 復習
今回紹介するのは raison d’être /ˌrez.ɑ̃ː ˈdet.rə/ です。
この単語は、現在私が履修している授業Introductory Seminarにて、課題として読み進めているWe are all completely beside ourselves.という本の中で出会いました。勿論、語源が英語に由来する単語ではないと分かりましたが、直ぐに意味を汲み取ることが出来なかったので調べるに至りました。
まずCollins English Dictionaryを引くと、“A person’s or organization’s raison d’etre is the most important reason for them existing in the way they do.” とあります。
次にCambridge English Dictionaryを参考にすると、“(French) a reason for existence”と記載が載っていました。
以上から、「存在理由(価値)、生きがい」と解釈できるかと思われます。ここで一緒に抑えたい点として、他の者との比較対象によって定義付けされる「存在価値」を示すのが valeur existentielleである一方、今回のraison d’êtreは「自己の絶対的な判断基準」から得られる価値を表していることです(Dictionary.com)。個人的には、世界史の哲学分野において触れたフランスのサルトルやマルセルの「実存主義」を連想しました。(bro-taro-world @ Calgary)