常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

awash 復習

 先生とMorihiroくんが先週、訪れた京都では、紅葉が見頃を迎えているそうです。

Kyoto temple awash in fall colors of crimson and gold

KYOTO--With Japan's ancient capital ablaze in fall colors, thousands of visitors are flocking here to marvel at the heavenly spectacle.

以下省略

http://www.asahi.com/sp/ajw/articles/AJ201811260036.html

 awash /əwάʃ/ を取り上げます。washという言葉が含まれていますが、「洗う」という意味ではなさそうです。文脈から、紅葉で京都の寺院が「彩られている」という意味で使われているのではないかと考えました。
 『ウィズダム英和辞典』を引いたところ、形容詞で「〈場所などが〉≪物・人で≫いっぱいで、あふれて≪with, in≫」とありました。また、LDOCEでは“containing too many things or people of a particular kind”と定義されています。見出しのawash fall in fall colorsはいっぱいに紅葉が広がっていることを表しいてます。
 ちなみに、Weblio辞書で調べたところ、やはり形容詞や副詞を作る接頭辞のa-とwashが組み合わさってできている単語でした。awashには「水浸しで」という意味もあります。おそらく、そちらが元の意味であり、そこから物などが「あふれて」という意味が生まれてきたのではないかと思います。(Blue Sky)

awash - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から