常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

old 復習

 昨日の1限の授業でUG先生に教えていただいた表現を取り上げます。その授業内で、英語のイントネーションについて、例文を見ながらどのように発話するか話し合う場面がありました。例文の中にoldが含まれており、人名の前に置かれていたのですが、私はどのような意味を表しているのかがわかりませんでした。まず思い浮かんだものは、年をとった、年上の、などでしたが、人のことを親しみを込めて呼ぶ際にもこのoldが使われるとのことでした。『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で調べると「(限定)(呼びかけなどで親しみの気持ちを表す)(略式):Good old Bob! よう(いいぞ)ボブ!/ Old boy (chap, man)! (古風、英)ねえ、君。」とありました。

 Cambridge Free English Dictionary and Thesaurusには “used before someone's name when you are referring to or talking to them, to show that you know that person well and like them” と定義されていました。例として “There's old Sara working away in the corner.” や “I hear poor old Frank's lost his job.” などのように使われることが示されています。

 日本語にはうまく訳すことができないけれども、上記のようにoldが使われる場合には話し手が呼びかける相手に対して親しみを持っていることが伝わるということを覚えておきたいです。(aqua)