常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

connect the dots

 アメリカのドラマを観ているときに、connect the dotsという表現に出会いました。この表現を聞いてまず思いつくのはスティーブ・ジョブズの格言です。ジョブズはやってきたことが将来的に関連してくる、つまりは「点と点がつながる」というものです。詳しくはインターネットで検索してみてください。
 しかし、ドラマでは違う意味で使われています。まず日本語字幕を確認してみると、「わかってくれるだろ」と訳があてられていました。シーンについて少し説明すると、ある人物が意見の食い違う他者に自分の主張を述べた後に、connect the dotsと問いかけのような感じで使われています。ここで『ウィズダム英和辞典』を引いてみたところ、「≪2者の関係について≫情報をまとめて真相を解明する≪between≫」とありました。また、Weblio辞書によると、connect-the-dotsと形容詞の形で「異なる考えや経験の関係を理解すること」という意味になるそうです。このWeblio辞書の定義がドラマで使用されているニュアンスに近いのではないかと思います。(Blue Sky)