cliché 復習
今回紹介するのはcliché /ˈkliːʃeɪ/ です。これも語学研修の中で学んだ単語の1つです。また、ある先生の方からhttp://www.thesaurus.com/という英単語の類義語を探すのに有効なサイトを教えて頂き、後にclichéを調べたところ、bromide及びplatitude2つの類似の語を見つけました。それらの違いも踏まえて、簡潔に確認していきます。
初めに、é(アキュートアクセント)を含むことから、語源はフランス語であると推測できると思われます。授業での先生の解説では “an expression which is overused and loses its impact ”と説明され、『スーパーアンカー』(第五版、学研プラス)では「(フランス語から)紋切り型の表現、(新鮮味のない)陳腐な言い回し、決まり文句」とあります。一方、platitude /ˈplatɪtjuːd/ は “A remark or statement, especially one with a moral content, that has been used too often to be interesting or thoughtful”.と定義され、bromide /ˈbrəʊmʌɪd/ は “A trite statement that is intended to soothe or placate”.と記述されていました。(Oxford Dictionary)
以上のことから、clichéとplatitudeは「過去にモラル化した言葉や新味のあった表現などは既に時代遅れなもの」というpejorativeな意味を示すのに対し、bromideは「慰めの言い草」として用いられることが分かります。cf. bromos, commonplace, stereotype, truism
P.S: カナダでの生活も約3週間が過ぎました。聞き取りに関しては、日々英語に触れていく過程の中で段々と耳慣れしてきたように思えます。とは言うものの、授業内で話される単語や表現の領域に比べ、日常会話内で交わされるスラング混じりの英語の程度は全くと言っていいほど違うというのを改めて感じております。英語を英語のまま十分に理解できる段階に少しでも近づけるよう、地道に努力して参ります。(bro-taro-world @ Calgary)
cliché #3 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から