常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

a deer in the headlights 復習

 今回は、留学先で現在行われている授業 (academic note-taking) の中で出会った単語を紹介します。

a deer in the headlights というフレーズです。講義内で取り上げられた内容が「就職活動での面接において、どのように上手くやってのけるか」であったため、面接官の質問に対して的確な応答ができなかった際の硬直状態のことを、ヘッドライトに照らされた鹿に例えて隠喩しているのではないかと推測しました。以下で意味等確認していきたいと思います。

手持ちの辞書である『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)で調べようと試みましたが、残念ながらどこの箇所にも記載されていませんでした。Urban Dictionaryの力を借りると、“A mental state of high arousal caused by anxiety, fear, panic, surprise and/or confusion, or substance abuse. A person experiencing the “deer in headlights” syndrome often shows behavioral signs reminding those of a deer subjected to a car’s headlights, such as widely opened eyes and a transcient lack of motor reactions.” とありました。やはりこれが意味するのは「ヘッドライトに照らされ、驚愕し足がすくんでしまう」鹿の様子を、人間が目を丸くして立ち竦む姿に例えていると再確認できました。

 deerの代わりにrabbitを用いることも可能で、類似表現の1つにbottle outもあります。(bro-taro-world @ Calgary)

cf. https://youtu.be/XoyL_y8M-ro, deer in the headlights – Owl City,

like a deer in the headlights - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から