“everything but the kitchen sink” 復習
NHKの英語語学番組の中で取り上げられていた ”everything but the kitchen sink ”という表現に注目しました。直訳すると「台所のシンク以外すべてのもの」となりますが口語ではどうもその訳が適切にはまりませんでした。
想像すればわかりますが、家にある多くの家具や家財などは移動や持ち運びが可能ですが台所の流しやキッチン周りの物は容易に移動したり運んだりはできないことが言えます。逆にいうと引っ越したりする際もキッチン周りだけは新居に運ぶ必要がなく備えついていますが他の家具は新居や転居先に持っていく必要があります。つまりキッチン以外のすべての家具や家財を持っていけば日常生活においてのライフラインが整うということになります。したがって “everything but the kitchen sink” で「ありとあらゆるもの、一切合切、思いつくものすべて」という比喩的な表現で口語において用いられることがわかりました。
ちなみに20世紀初頭までは家庭用調理レンジが非常に重く持ち運びが困難であるということから “everything but the kitchen stove” という形で用いられていたそうです。(Happidra)