常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

old flame 復習

すでにふれられていますが、裏ゼミで学習した単語を紹介します。

昨日、ゼミ卒業生のEmperor of Kita-Senjuさんが研究室へ足を運んできて下さいました。後輩である私達に向けて様々なお話をしてくれた中で、UG先生は、ある日本語の表現をold flameと言い換えて仰っていました。どのような意味があるのでしょうか。

『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)では「(通例おどけて)昔の彼女、彼氏」を意味するとあり、Weblio英和和英辞典では、その他に「焼け木杭(に火がつく)、昔馴染」とありました。また、同辞書でflameを引いたところ、第三義に「情熱、激情;(a flame of A)燃え立つようなA(感情)」、第四義に「恋人」と記載されていました。oldと共起することで、いわゆる「元カノ、元カレ」になるのですね。

ちなみに、上記の「焼け木杭に火がつく」は日本の故事ことわざですが、英語では “An old flame is soon revived.” が近似表現ですWeblio英和和英辞典)。「(一度焼けて炭化した杭は火がつきやすいことから)過去に関係あった者同士は、一度縁が切れても元の関係に戻りやすい」との解釈があるそうです。

Cambridge Dictionaryでの定義は、“a person that you loved or had a sexual relationship with in the past” とあります。過去のブログには類義語であるexやformerも載っているので、是非参照にしてみて下さい。(broccoli)