常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

dry-aged 復習

 ステーキの熟成法にこだわったレストラン「カルネヤサノマンズ」が紹介されています。

Restaurants raise the steaks with dry-aging

A number of restaurant menus now feature “dry-aged meat,” which is popular for its unique aroma and flavor. However, no unified standards exist on how to produce such meat, which leads to varying quality.

Carneya Sanoman’s, a restaurant in Minato Ward, Tokyo, specializes in dry-aged meat. Hefty cuts are laid out in its large dry-aging appliance cooled to 0-2 C. The restaurant was opened in 2015 by Chef Isami Takayama, who trained in Italy.

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0004176533

 取り上げる表現はdry-agedです。今回は特に, 接尾辞-agedの用法に着目しました。ageというと, 特定の「年齢」としてインプットしていましたが, ここではレシピに用いられています。『リーダーズ英和中辞典』(研究社)で確認したところ, 「<酒・チーズなどが>熟成した」とありました。dry-を伴ってmeatを修飾しており, 「乾燥熟成肉」を意味していると考えられます。

 続いてDictionary.comによると, “to mature, as wine, cheese, or wood” と定義され, 類義語にはmellow, ripen, developが挙げられていました。三者の大きな違いとして, 先頭のmellowは芳醇さのほか, 音色の美しさや人間的な魅力を指すなど, より幅広い場面で取り入れられます(同英和辞典)。(Cayu)

age - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
cf. Age is but a number - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
mellow - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から