常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

(technological) singularity

 本日ネットニュースを見ていたところ、AIが独自の言語を作り上げたという恐ろしい記事を目にしました(リンク下記)。文章中に「シンギュラリティ」という用語がでてきました。同記事によると、英語と日本語のニュアンスが違うと書いてあったため実際に調べてみました。

 まず『デジタル大辞泉』(小学館)で日本語の定義を引いてみました。「特異性。独自性。」、「特異日。特定の暦日に、ある天候が高い確率で出現すること」とのことでした。

 次に英語での定義を見てみましょう。『ジーニアス英和辞典』(第五版,大修館)での定義は、「奇妙,異常;非凡」、「単一」、「特異性;特色」などと載っておりました。Oxford Dictionary of English(Second Edition Reserved, Oxford University Press)には定義の一つとして、 “a point at which a function takes an infinite value, especially in space-time when matter is infinitely dense, such as at the center of a black hole””と書かれておりました。

 これだけでは分かりにくかったのでWikipediaで検索したところ、 “technological singularity”で “the hypothesis that the invention of artificial superintelligence will abruptly trigger runaway technological growth, resulting in unfathomable changes to human civilization”とされておりました。他にもたくさんの情報がネット上にあふれており、何人もの専門家が様々な定義をとなえてきたようです。(Gomez)

記事:https://forbesjapan.com/articles/detail/17214
参考:https://www.singularityweblog.com/17-definitions-of-the-technological-singularity/