常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

sabotage #2

すでに取り上げられていますが,タイムズスクエアの年越しイベントで音響トラブルがあったとして、マライア・キャリー側は主催サイドを猛烈に批判していますが、主催者側も反論しているようです。

Dick Clark Productions rejects Mariah Carey's sabotage claim

NEW YORK — Dick Clark Productions is hitting back against Mariah Carey’s claim it sabotaged her live performance on its “New Year’s Rockin’ Eve” special.

Carey’s disaster during the annual New Year’s Eve special in Times Square made international headlines: The superstar vocally stumbled through her short set, failing to sing for most of it despite a pre-recorded track of her songs playing in the background.

https://www.japantoday.com/smartphone/view/entertainment/dick-clark-productions-rejects-mariah-careys-sabotage-claim

“sabotage”を取り上げます。フランス語を語源とする「サボタージュ」ですが、和製英語にもなっている「サボタージュ」とは意味が異なることがわかりました。
ジーニアス英和辞典』によると、「労働者が故意に機械・設備を損傷して生産を妨害すること」という由来から、動詞では「(故意に)他人の計画を妨害する」とありました。木靴を示すサボ(sabot)から来ているそうで、諸説あるようですが、木靴で機械を蹴り破壊したとの説がありました。
もう一方の意味は現在では「サボる」と使われていると思いますが、「怠業」という意味もあるようです。「サボる」と普通に使っていましたが、このような語源からきていると初めて知りました。(lua)

sabotage - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から