常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

epicanthic


今日高校時代の友人から元クラスメイトの子がプチ整形をしたという話を聞きました。目の整形でよく切開される「蒙古ひだ」を英語で何というのか気になったので調べてみました。

新和英大辞典』(第五版,研究社)によると、 “an epicanthus”、 “an epicanthic [a Mongolian] fold”、 “an eye fold”などと言うようです。形容詞はepicanthic /ɛpɪˈkænθɪk/です。

次にOxford Dictionary of English (Second Edition Reserved, Oxford University Press)で調べたところ、 epicanthicで “denoting a fold of skin from the upper eyelid covering the inner angle of eye, typical in many peoples of eastern Asia and found as a congenital abnormality elsewhere.”とかなり細かい説明が載っておりました。日本や韓国などのアジア人の特徴のようです。

ジーニアス英和辞典』(第五版,大修館)には、「内眼贅皮(ぜいひ)の」と載っておりました。

ちなみに「蒙古ひだ」は「内眼角襞」と呼ばれます。『ブリタニカ国際大百科事典 電子辞書版』(ブリタニカ・ジャパン)に、「目の内角にある涙丘の一部または全部が隠され、眼裂の幅が狭く、鼻根部は広く扁平に見える。」と書かれておりました。これが目頭切開を望む人が多い故なのかなと思います。年齢とともに減るとの記載もあるので、むやみに切開をしなくても良い気がします。(Gomez)