常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

title drought #4


昨日から引き続き、広島カープのリーグ優勝に関する記事から表現を拾います。

Carp win Central League, end 25-year title drought

The Hiroshima Carp clinched the Central League title after beating the Yomiuri Giants 6-4 on Saturday at Tokyo Dome to end a long title drought.

http://the-japan-news.com/news/article/0003206325

今回取り上げるのは、“title drought”という表現です。“drought”/draʊt/という単語は、「干ばつ、日照り続き、水不足」(『ジーニアス英和辞典』大修館書店)といった意味でよく知られていますが、またこれと同時に「(物の)不足、欠乏」も意味します。

“drought”をLDOCEで改めて確認すると、“a long period of dry weather when there is not enough water for plants and animals to live”と定義されており、「長期間の水不足、枯渇」であることが分かります。これを記事の内容に当てはめてみると、“title drought”は「リーグ優勝から25年間もの長い間遠ざかっていた」ことを表しています。言いえて妙な表現で、とても英語らしいと感じました。(ninetails)

Red October - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

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drought #3 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から