常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

T県研修 感想

昨日、T県で行われた研修会でUG先生とMUGのB先生が現職の先生方に講演される機会があり、私たちゼミ生も同行させていただきました。

研修会は1日かけて行われました。まず初めに、現職の先生方がグループごとに分かれて、「授業中に取り組んでいること」や「授業を進める上での課題・解決方法」などについて意見交換する時間が設けられました。お話を聞くことで、様々な授業の進め方があることに気づくことができ、教員志望の私には非常に学ばせてもらうことが多かった時間になりました。

意見交換の後には、午前中にUG先生が100分に及ぶ講義を1つ、また午後にUG先生とB先生が80分の講義をそれぞれ2つずつ行われました。午前中の講義は「積極的にコミュニケーションを図ろうとする児童・生徒を育てる」ということをテーマに、授業を生徒中心で進める、いわゆる「アクティブラーニング」をどのように取り組んでいけばよいのかなどを先生がお話になりました。先生は普段の授業でもおっしゃっていますが、教師が児童・生徒に教え込むのではなく、生徒に体験させる、生徒自身で何かを発見させることに重点を置くことが大切だと改めて学びました。

午後は、「児童・生徒のコミュニケーション能力向上のための音声指導」についての講義でした。午後には2つありましたが、どちらの講義でも先生が共通して話されていたのは、「ちゃんと意味〔心〕がこもった活動をさせるべきだ」ということでした。音読活動と聞くと、「発音」や「口形」などにばかりに目が行きがちですが、その前に「教師、もしくは児童・生徒が話している言葉に表情をつける」ことに焦点を置くことがもっと重要だと学び、私自身もこのことに気をつけて指導をできる教員になりたいと思いました。

今回、このような大変貴重な機会を与えてくださったUG先生、また学生の参加を快く受け入れてくださった先生方、本当にありがとうございました。(ninetails)