常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会 感想

昨日今日と2日間にわたって、東京電機大学、東京千住キャンパスで実施された日本英語教育史学会の全国大会に参加させていただきました。

一日目は、S先生による記念講演から始まり、その後3名の先生方が研究発表をなさいました。どれも興味深いお話でしたが、S先生の講演からは特に多くのことを感じ取りました。英語を何十年にもわたって究めていらした方の歩みというものをお聞きする機会はあまりないので、英語を専攻する者として多くの刺激を受けました。

二日目となる今日は、UG先生を含む8名の研究発表が行われました。今日も興味深い研究発表ばかりで、大変勉強になりました。E先生が発表された、アジア・太平洋戦争期における英語教育というテーマが、印象的でした。戦時中、敵国後を使ってはならない、というような政策が行われていたというような話をどこかで聞いたことがあります。しかし、軍における教育など一部では生徒に対して英語教育が続けられていたという興味深いお話をお聞きし、驚かされました。

UG先生の研究のお手伝い、そしてこの2日間の研究発表を聞いて、日本英語教育史というものに興味を持ちました。残りの大学生活の中で、英語を学ぶものとして少なくとも必要最低限知っておくべき日本の英語教育史の流れ等を学んでいきたいと思います。UG先生、そして学会の先生方、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(Blue Sky)