日本英語教育史学会 感想
土日に行われた日本英語教育史学会に参加しました。土曜日は,記念講演と研究発表Ⅰの二部に分かれて行われました。記念講演では,先生が以前仰っていたS先生が講演をなさいました。
研究発表では,大学院生とお二人の教授の方々の計三人が発表しました。日曜日は,研究発表ⅡとⅢの二部に分かれて行われました。Ⅲでは,UG先生の発表がありました。
二日間を通じて,興味深いなと感じた発表が二つありました。
一つ目は,E先生の「アジア・太平洋戦争期における文部省と陸海軍の外国語教育政策」です。戦時中に英語教育は行われていなかったと思っていましたが,そうではありませんでした。時間が少なくなりつつも英語の他にロシア語,中国語など陸軍や海軍で授業が行われていました。また,驚くことがありました。それは,日本が降伏した次の日に海軍で英語の授業をしていたことです。それだけ英語だけではなく教育自体の重要性を学びました。
二つ目は,K先生の「河村重治郎の考えたこと」です。その中でも,辞書に残されたことばから刺激を受けました。そのことばとは,UG先生が仰っていること一緒で,英語を上達するには練習あるのみや辞書の箱を捨てるなど英語に対する姿勢,意識が書かれていました。こういったことばを胸に刻み,勉学に励んでいきたいです。
二日間を通して,発表や講演の内容に先生から教わったことと共通している点も多いと感じました。そういったことを考えながら聞くことが出来ました。最後になりますが,UG先生をはじめとする先生の方々二日間ありがとうございました。(Nao)
英語学習の原点はここ。先輩たちの辞書。