常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

putsch

ブラジルのルセフ大統領は30日、首都ブラジリアで演説し「罪もない人を弾劾するのはクーデターだ」と述べ、ルセフ氏の弾劾を目指す野党勢力をけん制しました。

Brazilian president warns of 'putsch' ahead of impeachment vote

BRASILIA — Brazilian President Dilma Rousseff said Wednesday she was the victim of a coup as her allies horse-traded frantically for enough votes to ride out an impeachment drive.

http://www.japantoday.com/category/world/view/brazilian-president-warns-of-putsch-ahead-of-impeachment-vote

今回取り上げる表現は,“putsch”です。これは,“sch”があることからドイツ語から来ているのではと予測できます。では,どのような意味があるのか。そこで,『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)を確認してみると,「(突然の)反乱,暴動」と記載されていました。日本語のニュースでは,「クーデター」と用いられていました。また,発音記号は,/pútʃ/と表記されます。
さらに,同じ記事に“horse-traded”がありますが,これは,“horse-trading”で「抜け目のない駆け引き(取引)」(G4)といった意味があります。主に新聞用語として用いられるそうです。(Nao)