常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

interferometer

アインシュタインが100年前に存在を予言した「重力波」について、米大学などの国際実験チーム「LIGO(ライゴ)」が11日(日本時間12日未明)、ワシントンで記者会見し最新の成果を発表しました。

Scientists are claiming a stunning discovery in their quest to fully understand gravity.
They have observed the warping of space-time generated by the collision of two black holes more than a billion light-years from Earth.

Expected signals are extremely subtle, and disturb the machines, known as interferometers, by just fractions of the width of an atom.
http://www.bbc.com/news/science-environment-35524440

今回取り上げる表現は,“interferometer”です。発音記号は,/ìntərfərɑ'mətər/です。“meter”がついていることから「〜計」であることが推測できますが,どのような意味なのか。そこで,辞書を確認してみると,『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)には,「干渉計」と記載されていました。干渉計とは,「光の干渉を利用して光の波長,長さの精密測定,光路中に置かれた気体の屈折率などを測定する装置です。(コトバンク
さらに,表現について詳しく見ていくと,“interfere”には,「干渉する」といった意味があることから,“interfere”と連結要素の“meter”が組み合わさったことで「干渉計」になります。また,“interferometry”「干渉測定,干渉計による測定」といった表現もあります。(Nao)