refurbishment 復習
英国、オックスフォード大学の学長である Andrew Hamilton氏は、来年1月よりニューヨーク大学(NYU)の学長に就任しますが、その際に、大学側が用意した住居が贅沢な改修を行ったため非難を浴びています。
記事によると、階段の位置が変わり、新たな壁が付け足されたり、キッチンが新しくなり、家電などの機器も一新されたそうです。様々な改修の総計は少なくとも£740,000(日本円で現在、およそ1億3200万円) かかったとされています。改修のみでなく、Andrew Hamilton氏への高額な給料も、アメリカで3番目に高いことで知られるNYUの学費に苦しむ学生らの反感を招いています。
Oxford University head under fire for lavish penthouse refurbishment
The vice chancellor of Oxford University has come under fire over a lavish refurbishment at the penthouse that will be his residence when he takes up his new post in New York.
The head of Oxford University has been criticised over a lavish refurbishment of the penthouse that will be his residence when he takes up his new post in New York. (中略)
記事にあります"refurbishment"は「磨き直し;一新、改装」(『Wisdom英和辞典 第三版』)を意味します。Oxford Dictionaries On-line では"The renovation and redecoration of something, especially a building" と定義されていました。動詞の形になると、"refurbish"となり、以前、この形でブログでも紹介されています。
(http://d.hatena.ne.jp/A30/20100912/1284252059 )
関連して、今回の記事と関連するNew York Times (以下URL記載)の記事の中で使用されていた"refurbish(ment)"の言い換え表現が見つかりましたので、紹介したいと思います。
・redo: Redecorate (a room or building)
「<部屋を>模様替えする」
・face(-)lift: A procedure carried out to improve the appearance of something
「(建物などの)改修, 手直し」
・makeover : A complete transformation of the appearance of someone or something
「改装,修復」
(英:Oxford Dictionaries On-line 日:『Wisdom英和辞典』 第三版)
イギリス留学時に、留学先の学生が"I am a student, not a business opportunity!"という言葉を掲げ、高い学費に抗議をするための署名活動をしていたことを思い出しました。確かに学費は高額で、私が在学していた1年間の中でも、新しい施設が作られたり、キャンパス内にアート作品が展示されたりと、過ごしやすいと思う反面、高い学費の使い途が気になることがありました。
NYUの学生はとりわけ高い学費を納めているとのことなので、学費の行く末により意識が行くのかと思います。(Dew)