常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Mum’s the word 復習

名探偵ポワロ」の「コックを探せ」というエピソードから表現を拾います。消えたコックを探すため、依頼人の家にポワロと助手のヘイスティングスが着き、車から降りて話しているシーンからです。

Poirot: Hastings, my friend, promise me one thing.
Hastings: What’s that, Poirot?
Poirot: Never, but never must Chief Inspector Japp hear that I investigated such a case.
Hastings; Mum’s the word, old boy.

ヘイスティングスが発したこのMum’s the word.が気になったところです。実は数日前にブログでも取り上げられていますがしっかりと記事を読んでいませんでした。(反省)ということで復習です。

『オーレックス英和辞典』第2版(旺文社)によると、「他言するな、内緒だよ」(--“said when you tell someone, or agree with someone, to keep something a secret” Cambridge Dictionaries Online)とありました。この場合は、「分かりました。絶対に言いません」という風になると思います。因みに、old boyは「ポワロ」を指しております。おそらく、ポワロがヘイスティングスに「ジャップ警部に絶対このことを話すな」と言うのは、ジャップ警部に心配をかけさせないため、警部がそれを知って、飛んで来るのを防ぐためと考えられます。(Kawada)

http://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/mum-s-the-word

http://www.phrases.org.uk/meanings/mums-the-word.html

http://d.hatena.ne.jp/A30/20130410/1365520872

http://d.hatena.ne.jp/A30/20151203/1449090638