have a strong stomach
映画「赤ずきん」からです。
この映画は、誰もがおなじみである赤ずきんを映画化したものですが、童話とは全く異なる作品に仕上がっています。場面としては、村を荒らしている人狼の疑いをかけられているクラウドを助け出そうと神父に頼み込んでいるところです。
Father Solomon: We do this for the greater good.
Auguste: What’s the good in this?
Father Solomon: I killed my wife to protect my children.
Our methods of pleasing God are sometimes flawed.
You had best develop a stomach for it.
ここで使われている“stomach”が気になりました。辞書を引いてみると、動詞は違いましたが”have a strong stomach”の2番目に「神経が図太い」という意味がありました。『Wisdom英和辞典』(三省堂) また、「(不快なものを見たりしても)動じないたちだ」という定義もありました。『goo辞書』実際このシーンでは、クラウドが神父によって鉄の入れ物に閉じ込められ、凍死させられようとしています。苦しみながら死んでいく様子を見かねたオーガストが助けてやってくれと頼みますが、神父は「もっと図太くなりたまえ」と容赦しません。普通は「丈夫な胃」という意味で用いられる表現ですが、物理的な「胃、腹」を表すだけではないことには驚きました。(Starlight)