常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

go with the flow

映画「天使にラブ・ソングを…」から取り上げます。

殺人の現場を見てしまったデロリスは、とある修道院に隠れていましたが、遂に殺人犯の手下に捕まってしまいます。しかし、修道院のシスター仲間であるメアリー・ロバートが巻き込まれてしまったため、「彼女は関係ないからこの車から降ろせ」と交渉しますが、なかなか聞き入れてもらえなかったことから、彼女を車から落とすことにしました。

Deloris: Look, why don’t you just let her go? She doesn’t have anything to do with this.
Subordinate: Yeah, sure. So she can run right to the cops, huh?
Deloris: Look, you just go with the flow, okay? Relax. You do what I tell you. Go!
Subordinate:She’s getting away.
Deloris: You don’t have to worry about her. You got the one you came for.
She’s right. Let’s go.

今回気になった表現は、デロリスがメアリー・ロバートに伝えた一文の中の“go with the flow”です。単語通りの意味かもしれませんが、“Go against [with] the flow”で「他人と違う[同じ]事をする、流れに逆らう[身を任せる]」(『ジーニアス英和辞典第四版』大修館書店)、“to agree that you will do the thing that most people want to do”(LDOCE)という意味があります。この後、車から落とされたメアリー・ロバートはデロリスが誘拐されたことを皆に知らせ、彼女の救出に繋げます。(Green)