常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

outback 復習

オーストラリアで狩猟に出かけて遭難した男性が、6日ぶりに無事救出されました。水すらない中で摂取した唯一の栄養はなんとアリだそうです。
A grandfather who ate ants to survive while lost for six days without water in the Australian outback says he thought he thought he was going to die out in the wilderness.
Reg Foggerdy, 62, was on a hunting trip with his brother last month in the Great Victoria Desert in Western Australia when he set off in pursuit of a camel he'd shot.
http://edition.cnn.com/2015/11/03/asia/australia-ant-man-outback-survival/index.html

取り上げる表現は”outback”です。
LDOCEを見てみますと、”the outback”で” the Australian countryside far away from cities, where few people live”という定義がありました。『ジーニアス英和辞典第4版(大修館書店)』には「《豪》[the~](未開拓の)奥地」とあり、オーストラリアに限定されていることが分かります。
では他にどのような言い方があるのか調べてみると、the hinterlandやthe interior、the backwoodsなどを見つけました。”hinterland”はドイツ語を語源とし、「奥地、後背地」を意味します。また、オーストラリアにある都市ゴールドコーストの内陸部を通称して呼ぶこともあるようです。”interior”は海岸から離れているという意味で「奥地」、”backwoods”は文字通り「未開拓の森林帯」という意味があります。さらに、「アマゾンの奥地」つまり「アマゾン川上流」と言いたいときには、”the upper (reaches of the) Amazon”という表現が『G4』に載っていました。(bookmark)

PS スバルに同名のSUVがありました。

http://www.edmunds.com/subaru/outback/2016/review/