常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

what/whatever sb says goes

映画『Babe: Pig in the City』から表現を取り上げます。

人間たちが留守の間、ホテルに住んでいる動物たちは食糧を探し求めて外へ出ます。なんとか手に入れたものの、ただでさえ少ないその食糧に近所の犬や猫たちも群がってきました。心優しい子豚のBabeは皆で分け合おうと提案しますが、もともとホテルに住んでいたサルたちが反対します。そんな行き詰まった状況で口を開いたのは、少し前にBabeに命を救われた番犬でした。

“I’d like to offer up a solution that I feel confident you’ll all respond to: Whatever the pig says goes.”

拾う表現はこの番犬のセリフの後半部分です。『Cambridge Dictionaries Online』には”what/whatever sb says goes”で”used to mean that you have to do what someone says”という定義がありました。『ジーニアス英和辞典第4版(大修館書店)』には「<人が>言う発言[言葉]には重みがある《「だからその意見には従うべきだ」の含みがある》」とあります。

ここの”go”は「《略式》<主張などが>受け入れられる、権威をもつ;有効である」(G4)の意味で使われていると思われます。(bookmark)