常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

scion

Ume先輩と同じ内容なので、説明の方は割愛させていただきます(luaもアップするはずでした)。INYT(10月22日付)の一面です。

     

見にくくて申し訳ありませんがPolitical scion follows own path to powerと書いてあります。この中からscionを取り上げたいと思います。
『ルミナス英和辞典』第2版(研究社)によると、第一語義に「〘植〙(接ぎ木用の)接ぎ穂、若枝」(--“(technical) a piece of a plant, especially one cut to make a new plant” OALD8)、第二語義に「⦅文⦆(貴族・名門の)子、子弟、子孫」(--“(formal or literary) a young member pf a family, especially, a famous or important one” OALD8)とあります。
この場合、両方の意味に解釈できます。第一語義が示しているのは、「新首相は名門の家柄で、なおかつ父親が首相」ということです。(Kawada)

P.S.
ちなみに、Scionというトヨタ自動車の車がありました。調べたところによりますと、米ブランドだそうでした。