常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

crestfallen

今日、bookmarkさんが、"CREST"と書かれたパーカーを着てきました(デートだったとのこと)。そこから私は、最近覚えたcrestfallenという語を思い出しました。

『スポーツから来た英語表現辞典』(大修館書店)によると、「頭をうなだれて、;しょげて」(--“sad and disappointed because you have failed and you did not expect to” OALD8)とありました。以下が英語表現辞典の使用例です。日本で「青菜に塩」ということわざがありますが、まさにそれです。同辞典によりますと、もともとは、「闘鶏のとさかが戦いの疲れから垂れてしまっている」という意味であったようです。それが転じて現代つかわれる意味になったようです。

以下が使用例です。
The boy was crestfallen when he asked the girl to go to the dance with him and she said no. 少年はがっくりしてしまった。女の子をダンスに誘ったのに断られてしまった。(『スポーツから来た英語表現辞典』 大修館書店)

続きまして、ニュースからの用例です。

Crestfallen Nico Rosberg admits he's “realistic” about his world title hopes

Mercedes driver falls 73 points behind team-mate Lewis Hamilton after Russian GP retirement

http://www.skysports.com/f1/news/24207/10026161/crestfallen-nico-rosberg-admits-hes-8220realistic8221-about-his-world-title-hopes-now

やはり、ただ単に感情を表すのも悪くはありませんが、この表現を使うと、料理でいうところの「いつもの料理にスパイスを加える」という感じでその時の描写が鮮やかになるのは確かです。(Kawada)

PS Starlightさん,おめでとう。まさに「努力は裏切らない」ですね。