常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

play peekaboo

UG先生に教えていただいた記事からです。

Baby Orangutans Play Peekaboo

Two baby orangutans play with each other at the wildlife department in Kuala Lumpur, Malayasia, Oct. 19, 2015.

http://abcnews.go.com/Lifestyle/Pets/photos/baby-animals-3351912/image-baby-orangutans-play-peek-boo-34601463

リンク先に載っている写真のキャプションが上の文章ですが、その中から”Peekaboo”を取り上げます。

これは日本語でいう「いないいないばあ」にあたる表現です。『ジーニアス英和辞典第4版(大修館書店)』には「(幼児をあやす)いないいないばあ(《英》peepbo, bopeep)」と説明されています。『MACMILLAN DICTIONARY』には”a game that you play to entertain a baby or small child, in which you cover your face with your hands or hide behind something, then suddenly show your face, saying ‘peekaboo’”という定義が明記されていました。
"
peek”には「〔…を/…越しに/…を通して〕そっと[ちらっと]のぞく」(G4)という意味があり、日本語の「いないいない」とは少し違うことが分かります。実際に日本の「いないいないばあ」とどんな違いがあるが映像で確認してみると、日本では「いないいない」と言いながら顔を隠し、「ばあ」で顔を出すのが一般的だと思いますが、”peekaboo”では顔を覆っていた手などをどかすと同時に”peekaboo!”と言います。

記事の写真では2匹のオランウータンの赤ちゃんがPeekabooで遊んでいるように写っており、とてもかわいいです。(bookmark)