常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

get around to

映画「そんな彼なら捨てちゃえば?」から取り上げます。
部屋に帰ってきたベスに対し、頼まれていた絵を掛けながら、恋人のネイルが尋ねています。

Neil: Hey. That look straight to you?
Beth: Why are you hanging that?
Neil: Because you asked me to about three weeks ago. I’m getting around to it. Why? You don’t want it here?
Beth: No, I love it there. But just stop.

取り上げる表現は“get around to”です。調べてみると、「<したかったこと>に(ようやく)手が回る、…するに至る」(『ジーニアス英和辞典第四版』大修館書店)、“to do something that you have been intending to do for some time”(LDOCE)とあり、前から考えていたことに取り掛かるような意味があると分かりました。吹き替えでも「やっと着手したってわけ。」とされていました。ネイルが、自分と結婚する気があるのか不安になってしまい、優しくしてほしくないというベス。この会話の続きで、結婚についての答えをネイルがすぐに出せず、ベスはがっかりしてしまいます。先日A30でゼミ生とした将来の話を思い出しました。(Green)