常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

level with you

再び「マンマ・ミーア」からです。
父親候補の3人(Harry, Bill, Sam)のうちのHarryが、昨夜Sophieの父親かもしれないことが分かったとBillに報告した後、Billも告白するシーンからです。

Bill: Talking of revelations, last night…
Harry: You and the little lady? I think I know what’s going on.
Bill: No, you don’t. You don’t.
Harry: It’s obvious. I saw it from the moment you clapped eyes on each other.
Bill: You’re kidding. I’m gonna level with you, Harry. I don’t think I can do this. Well, she’s a wonderful girl, but can I take her on in my life?

今回気になったのは“level with you”です。個人的に“level”は名詞で使われるイメージが強かったのですが、今回は“gonna”が直前にあるため動詞で使われていることが分かりました。辞書には“level with O”で「(秘密などをしばらくの間隠していた後で)<人>に[…について]率直[正直]に言う〔about〕」(『ジーニアス英和辞典第四版』大修館書店)、そしてLDOCEには“to speak honestly to someone, after hiding some unpleasant facts from them”とありました。吹き替えでは「君だからぶっちゃけて言うけど…」とされており、思い切って打ち明けているようでした。(Green)