常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

skunk v

映画「Hachi 約束の犬」から表現を拾います。飼い主が仕事から帰ってきたシーンからです。飼い主が駅に着き、いつもならハチがいるはずなのに、なぜかその時はハチがいませんでした。心配して家に帰り倉庫に行くと、ハチは倉庫で吠えていました。なぜならそこにはスカンクがいたからです。ハチはスカンクを追い出そうと必死ですが、スカンクは動こうとしません。飼い主が箱にスカンクを閉じ込めて外に追い出そうとしましたが、見事に臭い液体を浴びてしまいました。飼い主の妻が急いで風呂場に行き、話しかけてみると、I got skunkedという言葉が返ってきました。

このskunkはもちろん「スカンクにやられた」という意味ですが,気になりましたので『G5』(大修館書店)を引いてみました。すると,「⦅米略式⦆(競技で)〈相手〉を完敗させる」(--“Defeat (someone) overwhelmingly in a game or contest, especially by preventing them from scoring at all” Oxford Dictionaries Online)という比喩的な用法もありました。

これまでの人生でスカンクにやられたことはありませんが,先生の体験談によるとその臭いはすざましく,この用法が生まれてきたのも納得してしまいます。(Kawada)

http://www.oxforddictionaries.com/definition/english/skunk

https://www.youtube.com/watch?v=JSPkf7Crwug

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=qnTdJFIvoME#t=2322#t=38m42s