常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

trip to the plate

The Japan Times の記事から取り上げます。イチローがようやくスランプから抜け出しました。レッドソックス戦に「9番右翼」でスタメン出場し、第二打席に詰まりながらも中前打を放った。6月18日以来、20日ぶり、35打席ぶりとなる安打です。

Suzuki dropped a single into center in the fourth inning in his second at-bats.
With the count 1-1, he made contact with an elevated fastball and the high fly ball fell in front of the center fielder for a single.
It was his first hit in 16 games and 35 trips to the plate – 30 at bats.

今回取り上げる表現は、“trip to the plate”です。『英辞郎on the web』には、「打席」と記載されていました。なぜこのような表現をするのだろうか疑問に思いました。そこで、“plate”を調べてみると、「皿」や「料理」以外に「(野球の)本塁」という意味があります。なるほど。「本塁へ旅すること」から「打席」に変化したと考えました。他にも「打席」を表す表現があります。今回の記事の中にある“at-bat”や“time at bat”です。イチローがこの安打を機に調子を取り戻していって欲しいですね。(Nao)