常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

in-your-face

2014年、アメリカで最も人気だった赤ん坊の名前が、男の子はノア、女の子はエマであったそうです。名付け親が「ハリーポッター」シリーズ、その他映画の影響を受けたことが読み取れます。以下は、Babynames.comという赤ん坊の名前のデータを取っているサイトのCEOがインタビューに答えている場面です。

Charlotte’s definitely going to hit the top three in the next three years,” said Jennifer Moss, founder and CEO of Babynames.com.

(中略)

“Since the Internet and since pop culture is so prevalent and in-your-face all the time now, parents are finding baby names from fiction, from television, from movies, from celebrities, most often,” Moss said. “And then secondly, friends and family and the family tree.”

http://www.pbs.org/newshour/rundown/emma-noah-top-list-popular-baby-names-2014/

今回取り上げるのは、赤字のin-your-faceという表現です。過去ログにもありましたが、ここはそこで取り上げられた意味ではないようです。

この場合はprevalentとandで並べられておりますから、おそらくはそれとほぼ等価の意味と解釈致しました。その後『プログレッシブ英和中辞典』第4版(小学館)調べますと、「これでもかという」という訳語が載っていました。prevalentと合わせて、「今では、インターネット、ポップカルチャーが広く行きわたって浸透し、これでもかというほどになっておりますので、名付け親が小説、テレビ番組、映画、有名人からつけるべき名前を探しているというケースがほとんどなのです」という感じでしょうか。

今年は、どんな名前が日本やアメリカで流行るのか注目したいところです。

http://d.hatena.ne.jp/A30/20130525/1369489362
http://d.hatena.ne.jp/A30/20130525/1369489300
http://d.hatena.ne.jp/A30/20101001/1285944880