常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

half-rise

昨日は収録デーでした。今回はいつもの問題に悩まされました。それが平叙文のイントネーション,半上昇調(half-rise)です。

例えばI'm sorry. (文脈とともに書きたいのですが,今はまだできません…。)謝るときには,下降調(full-fall)のイントネーション型を,繰り返しを求めるときには上昇調(full-rise)を,と習い,そのように教えるのが一般的なコンベンションです。

でも現実に,平叙文で「今どきの人々」が一番選択するのはhalf-riseです。その方が自然で,I'm sorry.の場合,日本語の「ごめんね」のようなやさしさ,親しさが伝わるのですが,教科書CDでこの型を使うと,現場から生徒が混乱するという声があがってくるのです。

今回もコンベンショナル型と自然な(?)型の2通りのを収録し,あとは編集部の判断にゆだねることにしました。やれやれです。

     
               おっ,ジョナサンがいる!

収録は7月末まで続きます。これからもこうしたコンベンション(prescriptive)と現実(descriptive)の問題に悩まされそう。

これとは別に汗をかいたのが駐車!収録前にF10d touringを,スタジオの玄関前にある張り出した階段の角でこすってしまったのです。助手席側のスカート部分に見事なるキズが…。
前回の収録のときには,スタジオ隣のコインパークでアロイ・ホイールの外側を軽く削ったらしく(気がついたのは最近),どうも代々木は鬼門となりました。もう年なんだ…。fixにどれほどかかるのか。30万?これも悩ましい問題。お金持ちのKoyamamotoくんに出してもらいましょう。(UG)